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桜の花に想う 〜英語の先生のお話〜 [徒然なるままに]

桜がきれいなこの季節です。ふと、遠い昭和の記憶が蘇ってきたので、記してみます。


その日は中学校の全体朝礼で、体育館に全校生徒が集められていました。そこでたまたま持ち回りで回って来たため英語の先生が少しお話されました。その先生は当時50代後半にさしかかる年齢で、生徒とはさほど親しく話すタイプではありませんでしたが、この日の話は重く且つ深いもので私の心に響きました。


「もともと私は教師に向いているような人間ではありませんでしたし、今でもそう思っております。では何故、今こうして教壇に立ち、英語を教えているのか。私は太平洋戦争末期に特攻隊員として敵艦に突入するため訓練を受けていました。多くの戦友達が死んでいき、私も死ぬ覚悟でいましたが、出撃前に終戦となり生き残ったのです。茫然自失のところへ進駐軍がやって来て、どういう訳か私は通訳まがいの事をするハメになったのです。それがきっかけで英語を学びました。その後は英語教師となって、今に至っています」(以上、要約)


自分はそれまで敵だった人達と関わることで英語を学び、それを生業としてなんとか生きてきたが、死んでいった戦友達のことを思うと今の安定した生活を素直に喜ぶことが出来ない、そういう気持ちが常に付きまとっていたのでしょう。生徒へのメッセージというだけではなく、戦後30数年間つのった想いが滲み出てくるように見えました。

この時の話の中で、生徒達に「自分はこう思う」「こうしなさい」とか「今の若い者は」といったことは一言も語らず、ただ生き様を淡々とお話されたのでした。

そして最後に、なんと「同期の桜」を歌って締めくくられたのです。
もし今の中学校で教師がこんな歌を歌おうものなら大問題になるところだと思いますが、後であれこれ言う人も居ませんでした。戦争の生証人として伝えたい話が本筋だったことと、何よりも思想云々ではなく、抗えない力に人生を翻弄された特攻隊員の生き残りとしての苦悩を訥々と語るその姿から、亡くなられた戦友達への鎮魂の想いが伝わって来たからです。

昨年、元航空幕僚長の個人的な発言が物議を醸しましたが、そんなたわごとよりも「現場で死ぬか生きるかという立場を経験して、その後も十字架を背負って生きている方々の生の言葉」のほうが、ずっとリアルで重く響きます。

力の理屈では争いは収束せず、泣かされるのは常に末端の兵士とその家族です。
そうならないための選択は、自ずと明らかです。


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写真は先日とある祭りでサンバの演奏をさせて頂いたときに近くの桜並木を撮ったものです。


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ふと、、 [徒然なるままに]

心に浮かんだことを少し。



     自分の為に出来ることは限られている。

     人の為に出来ることは限りがない


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写真は昨年訪れた、インド・ブッダガヤのスジャータ村の近くです。
記事:http://orfeu.blog.so-net.ne.jp/2008-01-17




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音楽のしもべ 〜 ジョン・ロード最新インタビューより 〜 [徒然なるままに]

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キーボード・マガジン2008年5月号掲載のジョン・ロードの最新インタビュー記事がすごく印象的でしたので、記します。元ディープ・パープルのキーボーディストとして輝かしい実績を持ちながら、素顔は謙虚で穏やかな人であることが伝わってきました。(以下『』内、一部引用)


小川文明氏:
『キーボーディストの中には、ギタリストにスポットライトとられて悔しいと感じる人も多いと思います。あなたはそういうふうに感じたことはありますか?』

ジョン・ロード:
『そう言われてみれば、俺は一度もそう感じたことはないね。これは本気で信じているんだけど、俺は音楽のしもべなんだよ。結局、ライブ会場に足を運んでくれたお客さんを笑顔にしたり、希望を与えたりするのは、自分たちが世の中に送り出した作品、つまり音楽なんだ。ミュージシャンのハートからオーディエンスのハートへ、直にメッセージが届くんだね。俺だって聖人君子じゃないから、自分の思うようにいかないときは、他のミュージシャンに腹を立てたりすることもあるよ。でも基本的に、自分が音楽に仕えてるって思うのが好きなんだ。音楽は本当に素晴らしいものだし、ミュージシャンでいられるっていうのは神様からの授かりものだよ。』


音楽のしもべ..... なんと素敵な言葉でしょう。


因みに、彼のオルガン奏法やドローバー・セッティングは、リッチー・ブラックモアの気まぐれな演奏に対処する(!)ために磨き上げられたそうです。

『リッチーはとても素晴らしいミュージシャンであると同時に、非常に気まぐれでね(苦笑)。パッセージでも、毎晩プレイの仕方を変えたがるんだ。例えば「ハイウェイ・スター」のオープニングで、彼はある晩は低音弦でリズムを弾いていたと思ったら、次の晩はロング・コードをずっと鳴らし続けたりするんだよ。そういう場合、俺はリズム・ギタリストのパートを補わなきゃならなくなる。そういうことを繰り返した結果、俺はリズム・オルガンの演奏法を習得するに至ったんだよ(笑)。』

バンド・アンサンブルを常に意識するのはキーボーディストの宿命ですが、かくも破天荒なギタリストとやってこれた上にミュージシャンとしても人としても成長していけたのは、やはりジョンの謙虚さ、真摯さによるものでしょう。バンドとしてのディープ・パープルの紆余曲折を思うと胃に穴が空くような時期も有ったと思いますが、そういう経験をしてきたからこそ、今回のような穏やかな言葉でインタビューに答えられるのかも知れません。

私も音楽のしもべになれるよう、努力します。


約20年近く前のことですが、会社の先輩の O さんはジョン・ロードに謁見したことがあり、ロック・スターでありながら非常に気さくで「良いおっちゃんだった!」そうです。


キーボード・マガジン 2008年 5月号 [雑誌]

キーボード・マガジン 2008年 5月号 [雑誌]

  • 作者: キーボード・マガジン編集部
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2008/03/28
  • メディア: 雑誌


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痛みを知る人は喜びを知る人である [徒然なるままに]

ふと頭に浮かんだので、記してみました。
頭では判っていても、心からそう思うときというのはなかなか無いので。



もし蛇口を捻れば水が出るのが当たり前のような人生ならば、
一杯の水のありがたみも判らないでしょう。

もし砂漠を彷徨う(さまよう)経験をしたことがあるならば、
同じ一杯の水の意味は違うでしょう。




痛みを知る人は喜びを知る人である。





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防衛機関の抜本的降格の提言 「防衛省改め防衛室に降格」 [徒然なるままに]

以前、http://blog.so-net.ne.jp/orfeu/2006-06-11 にて、防衛庁->防衛省へ昇格した件について触れましたが、ここ暫く、防衛専門商社と元防衛事務次官の癒着&汚職について報じられており、国民から現場の自衛官まで怒り心頭に発する(「達する」は誤用らしい)この頃です。
これに対して、イルコモンズさんが防衛機関の抜本的降格として「防衛省改め防衛室に降格」(!)を提言されています。

で、「防衛省」が「防衛室」に格下げになって、どこかの省庁の建物に間借りをすることになっても路頭に迷わないように、部屋のドアにかけるプレートをデザインされました。ご覧下さい。

http://illcomm.exblog.jp/6650107/

.......お見事です。お願いすれば、PDF でも頂けるそうです。(笑)

ところでイルコモンズさんのブログですが、この他も現代アートに関する記述(岡本太郎、ダダカン)等なかなか読み応えがあり面白いです。遡って、ゆっくり読んでみようと思います。

イルコモンズのふた。 http://illcomm.exblog.jp/


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久間防衛相が辞任 「しょうがない」発言で引責 [徒然なるままに]

久間防衛相=衆院長崎2区選出=は3日午後、首相官邸で安倍首相に会い、講演で米国による広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言した責任をとり、辞任する考えを伝え、首相も了承した。久間氏は発言を撤回して陳謝したが、与党内からも批判の声が広がり、参院選公示を12日に控え、これ以上問題を長期化させるべきではないと判断した。(朝日新聞より)

「しょうがない」と思ったからそう言ったのでしょうし、どういう考えを持つかも自由です。
但し、その言葉を聞かされた遺族の方々、そして今現在も原爆症で苦しんでいる被爆者の方々がどう感じるかを察すれば、そういう発言は出てこない筈です。

そして辞任の理由は、申し訳無いからではなく「選挙に影響するから」ということでしょうか.....


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意思疎通の難しさ [徒然なるままに]

浜松でブロッコ(小規模なサンバの打楽器隊)に関わっており、先日の日曜日は練習でした。

夏場は演奏機会も多く(今年は少ないと思っていたら、急に増えた -_-;)、しっかり準備しておかなくてはならないのですが、この日はいつもPAを持って来てくれるメンバーが体調不良で来られず、歌やカヴァッコが鳴らせない状態でした。にも関わらず、この日は非常に多くのブラジル人ダンサーが集まってくれたので、バテリア(打楽器隊。殆ど日本人)だけで歌も伴奏も無しで延々叩き続けました。
演奏がなかなか揃わず、ダンサーは踊りにくそうでしたが、集合時間から既に1時間半以上も経過していて今更ウォームアップをやり直すようなことも出来ず、叩き続けることにしました。

そんな中で、最近はパレードの時に歌ってもらっているブラジル人の方が、手持ち無沙汰な状態のままになったせいか、疎外感のあまり帰ってしまったのでした。
せっかく歌いに来たのにPAが無い、空いている楽器も無い、誰も声をかけてくれない。これでは居場所が無い....
彼はそう感じたようです。

私はなんとなく気付いていたので、「一旦打楽器の音を止めて、手拍子とカヴァッコだけにすれば歌も練習出来るだろう」とも考えたのですが、彼を探したときには既に帰った後でした。
彼は静岡でのパレードでも歌ってくれたので、それなりに信頼関係が出来ているつもりでしたが、こんなことでそれが崩れそうになるとは、、、とても残念です。
後でメンバーが電話で謝ってくれたので、次回以降、また来てくれればと願うばかりです。

歌い手、ダンサー、バテリア。それぞれの立場、事情は異なっており、歌と踊りと演奏を一斉に行うには、予めそれぞれの準備と互いの状況について理解しなくてはなりません。時には譲り合ったり、お互いを尊重しなくてはなりません。況や言葉がなかなか通じない(ブラジルの公用語はポルトガル語)ので、更に気を配る必要があります。

「演劇や演奏は集団の芸術だ」と言うのを聞いたことがありますが、今回は改めてその「芸術以前の難しさ」を痛感しました。


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防衛庁の「省」昇格を柱とする防衛庁設置法等改正案を閣議決定 [徒然なるままに]

http://www.asahi.com/politics/update/0607/010.html

これを聞いたとき、森村誠一原作の角川映画「野生の証明」を思い出しました。
国防省への昇格を目指して防衛庁のお偉方が躍起になっている最中、
特殊部隊の訓練中の自衛官(高倉健)が、発狂した民間人を殺害。
それに端を発し、事態は想像だにしない方向に突き進み.....(以下略)

この映画が封切られた当時は 「防衛庁が省になる」 など有り得ない、
全く架空の世界と思っていたのですが、
今回の閣議決定を聞き、愕然としました。

どこに向かっているのか。。。


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先ずは、きっかけ [徒然なるままに]

もともとは wiki (ウェブブラウザを利用してWWWサーバ上のハイパーテキスト文書を書き換えるシステムの一種) で個人的なメモをしていたのですが、プロバイダの閉鎖に伴い引っ越そうとしたところ、So-net は wiki が使えないことが後になって発覚し、やむなくブログにしました。友人向けの連絡以外、とりたてて発信するほどの情報はあまり無いかも知れません。
尚、So-netテクニカルサポートデスクによりますと、嘗てはユーザーのCGI使用が可能なサービスもあったとのことですが、現在は新規受付を中止しているそうです。TT
ただ、もし今後 wiki が使用可能になったら、突然このブログを閉じてしまうかも知れません。
#と言いつつ、ずるずると続けたりして。


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